小さな会社のためのホームページ作成ガイド-その2

2015.03.30

その2 目標を設定する

ホームページの「目的」が絞り込めたら、次に「目標」を定めましょう。例えば、見込み客の 獲得が目的であれば、月間のアドレス取得数が最初の目標として適切です(見込み客から顧客への転換数・転換率が次の目標)。必ず、数値化できる目標を設定するのがポイントです。数値化できない目標はただの掛け声でしかなく、達成したかどうかの評価ができません。つまり、実行できないこととイコールなのです。

目標を決める時は、必ず同時に期限を定めることが重要です。期限までに目標を達成するため、ホームページに改善を加えていくことになります。

ホームページの改善効果を計測する、重要な指標がいくつかあります。中でも注目してほしいのが「コンバージョン率」です。コンバージョンレート(CVR)、成約率、反応率、購買率等とも呼ばれます。ホームページに訪問した人の中で、何パーセントの人が購入や資料請求、会員登録など、目的の行動を取ってくれたか、という割合のことです。

計算式は、コンバージョン数÷訪問数×100=コンバージョン率(%)。

例えば、月の訪問数が 500 件でコンバージョンが 5 件ならコンバージョン率は 1 パ ーセントです。最初のうちは、リスティング広告など活用して、コンバージョン率を計算できる程度のアクセス数を稼ぎ、コンバージョン率 1 パーセントを目指すといいでしょう。

目標とするコンバージョン数は、あなたのビジネスがきちんと成り立つ数を入れます。コンバージョン率を仮に 1 パーセントとして、必要なアクセス数を計算してみてください。

SEO 等で、ただ闇雲にアクセスアップを狙っても意味はありません。コンバージョン率を向上させること、ビジネスを回すために必要なアクセス数を達成することの 2 つがカギになります。コンバージョン率の改善、アクセスの増加。どちらも一朝一夕では実現しません。継続的な改善が必要なのです。