モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました
きょうGoogleウェブマスターからこんな件名のメールが届きました。
http://www.example.com/ でモバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました
「example.com」のところは実在のサイトURLです。このサイトは、まだ急がないという意向だったので、モバイル対応していなかったのですが。
Google のシステムは、貴サイトの XXX ページをテストし、そのうちの 100% に重大なモバイル ユーザビリティ上の問題を検出しました。この XXX ページの問題の影響で、モバイル ユーザーは貴サイトを十分に表示して楽しむことができません。これらのページは Google 検索でモバイル フレンドリーとは見なされないため、スマートフォン ユーザーにはそのように表示、ランク付けされます。
既に各所で報じられているとおり、Googleはモバイルからの検索体験を向上させようとしています。4月21日からはモバイル検索のランキング付けにも、モバイル対応しているかどうかが関わってきます。
「拡大すれば見られるから別に大丈夫」
などとは言っていられない状況だと思います。
アクセス解析で、モバイルからのアクセス比率を見るところからスタートしましょう。たぶん2割から3割程度、スマートフォンからのアクセスになっているはずです。
さらに、PCサイトと滞在時間を比較してみてください。モバイルの滞在時間が短いということは、「見づらいから」直ぐに帰ってしまうということです(直帰率もチェックしてみましょう)。言い換えれば、「3割のアクセスを捨てている」ということです。
稀にスマホのほうが滞在時間が長いサイトもあります。スマホからのアクセスニーズが高いのに「ユーザーに不便を強いている」サイト、ということができます。
いずれにしても放置はできませんよね?
かといって、「4月21日からスマホ対応していないとGoogleに表示されなくなる」という営業をかけている悪質な業者がいるらしいですが、騙されないようにしましょう。影響があるのはモバイル検索のみ。順位が下がる可能性があるとはGoogleが公式に発表していますが、表示されなくなるとは言ってません。極端なことを言ってくる業者には警戒してくださいね。