最小の投資で最大の効果
今日の某案件の打ち合わせで思ったこと。
フルリニューアル前提でお見積りしたんですけど、そこまでは出せないと。ということで、予算は約半分に。その予算でできることを、ああでもないこうでもない、と頭を悩ませていたわけです。直接のクライアントなら、もうちょっと面白い提案ができそうなのですが、この仕事に参加している人それぞれの意向もありますし、バランスポイントを探すのはけっこう大変でした。
「そろそろ変えたほうがいいかな」とか「ずいぶん長く使ってきたから」とか、曖昧な理由でホームページのリニューアルをしていませんか?
完全リニューアルだとそれなりの費用がかかります。だからこそ、明確な理由と目的があって変えるべきです。理由が曖昧なままだと、何の改善にもなりません。目的がなければ、「安いほうがいいだろう」になりがちです。抑えられた予算はデザインの一新でせいいっぱい。個人的には、あまり上手なお金の使い方ではないと思います。
理由と目的を明確に。達成のために必要なのは、リニューアルではないかもしれません。ページの追加だったり、仕掛け(例えばメルマガとか)の追加だったり。そうすれば、無目的なリニューアルよりも低予算で、なおかつ成果を出せる可能性は高まります。
よく考えないと、「何のためにやったかわからないリニューアル」になってしまいます。制作者としては仕事がいただけること自体ありがたい。とはいえ、意味不明なリニューアル案件は、ふだんの3倍くらい疲れるんです。