技術の進化で潮目が変わるかも
先日「Microsoft Designer」というツールの発表がありまして。技術の進化で時代が変わる潮目が来つつあるという感触があったのです。
専門家でなくても、デザインができることを売りにしたツールは今までもありました。ただ、その多くは予め準備されたテンプレートを選択していくことで作成していきます。「Microsoft Designer」は、「言葉で」指示することでデザインを「生成」します。デザイナーさんに指示を出してチラシやWEBを作っていく状況に一歩近づいたわけです。まだ発展途上の技術なので、実用になるのは少し先のように思いますが。AIの普及で、仕事のやり方がガラッと変わりそうな予感。ITの世界ではスマホの普及以来の大きな変化になるでしょうか。
もう一つ。「TēPs(テープス)」というツールがあって。ECの業務を自動化するためのツールを自分で作れるサービスです。今までは業務効率化のシステムを作るといったら、開発会社に依頼するしかありませんでした。当然、高額です。今は、プログラミングの知識がなくても、自分でソフトを作ることができる「ノーコード」サービスが増えてきています。コード=プログラムを書く必要がないといっても、それなりに苦労がありますが。それでも、今までとは全くコスト感も手間も変わりました。人間の指示によってAIがプログラムを作る段階に来ています。ノーコードのツールもこの先AIの進化でさらに使いやすくなると予想しています。
今すぐ手をつけろ、とは言いません。しかし、状況を注視しておく必要はありそう。そんなに遠くないうちに、仕事のやり方自体が変わるかも。