ネットに活路を見出すこと

新しいお客様からサイトやSNSの更新についての相談。最近は岩手県の沿岸部のお客様が多いです。東日本大震災の直接的、間接的な影響から自立するために、ネットに期待している企業が多いのかな、と思っています。

震災云々は抜きにしても、地方の経済が疲弊する中で商圏を広げるという意味でネットの活用は重要。他の手段に比べれば、投資金額が済むというメリットは大きいです。ただ、ゼロではないんですよね。すでに既存メディアと顧客獲得コストは大差なくなってきている。そして、全国に商圏を広げた場合に起きるのは競合の増加で。その中で選ばれるために、コストだけでなく手間もかかる。

インターネット黎明期であれば、コストをかけずに成果をあげることができていました。未だにそのイメージを引きずっていると正しい現状認識ができません。顧客獲得コストは、既存媒体と同等かちょっと低いかというくらい。ネットのビジネスは圧倒的に手間がかかる。こういう認識からスタートした方が失敗が少ないと思います。