ロゴマーク再考

以前、Webサイトの制作を請け負ったある会社の話。イメージ刷新を目標に制作を進めた時、問題になったのはロゴマークでした。

創業時に社長自ら作成したロゴだったのですが、親しみやすさを主眼にデザインされていました。見方を変えれば、お得な価格を訴求するには良いのですが、高級感は感じられないデザイン。高価格帯も狙っていくつもりで、サイトのデザインを工夫してもロゴが邪魔をするということになってしまいました。そこで社長にロゴの変更を提案しました。変更後、順調に業績を伸ばしています。

企業の成長に合わせて、ロゴを変更することが有効な場合は少なくないです。立ち上げ当初は予算もなく、間に合わせのデザインでスタートしている会社も多々あります。また、成長のステージによって、伝えたいメッセージもターゲットも変化しているはずです。定着しているものを変えるリスクもありますが。前のイメージを引き継ぎつつ、細部をリファインする方法もあります。

ロゴマークは企業の顔です。「今の」顔として適切なものか、一度考えてみても良いのでは。