煽りと共感
LPのテキストなど、やや長文のセールスコピーが使われる機会が増えています。自作する場合はもちろん、ランディングページを外注する場合でも、原稿は自分で用意することもあるはずです。その時に気をつけてほしいこと。
ついつい「強い」表現を使ってしまいたくなりますが。これ、今では逆効果になることが多いと感じています。ホームページで使われるセールスコピーのスタイルは、海外のコピーの影響を強く受けていました。セールスコピーの一般的な型として「PAS」があります。「問題提起」「扇動」「解決」の英語の頭文字を取ったものです。
問題は「A」の扇動。煽る表現が効果的な時代もありましたが、今では警戒されるようになっています。個人的な考えでは、実態とギャップのある表現を使うと「煽り」と感じるのではないかと思っています。中身がないから、大げさな言葉で取り繕っていると言いますか。
セールスコピーの型である「PASONAの法則」で知られる神田昌典さんは、AをAffinity(親近感)に置き換えた新PASONAの法則を提唱しています。SNSでバズるのは共感や親近感を覚えた時。扇動よりも共感が重要な時代になっていると言えるのでは。
セールスのための文章を書く時に、実態とかけ離れた誇張表現はないか。読んだ人が共感してくれる表現になっているか。このへん、大事なチェックポイントです。