ウェブ制作者の仕事の範囲

今日の仕事は、とある会社さんで作る小冊子の構成のお手伝い。それからとある個人事業主さんの、ホームページの打ち合わせをかねた事業の相談。ホームページに付随する部分ではありますが、いわゆる「ウェブ制作会社」の営業範囲からはちょっと離れている仕事です。

先日から「WEBデザイナー」の他に「WEBコンサルタント」の肩書きを名刺に入れています。守備範囲がデザイナーの範疇を超えたと思ったからです。もちろん、広い範囲で「計画・設計」を行っているデザイナーさんがいるのは知っています。でも、コンサルタントの方がお客様に伝わりやすいと思ったのです。

何年か前のことになります。今は無くなってしまった県内のウェブ制作会社さんの打ち合わせに、デザイナーとして同行したことがあります。お客様からお話を聞きながら、企画・プランニングの部分まで様々なアイデアを出しました。そのとき言われたのが「こんなに提案してくれたのはあなたが初めてだ」ということ。ウェブ制作会社といっても、お客様から言われたとおりに作るだけ。そんな会社もありました(つぶれるのも当然ではあります)。

お客様がホームページで達成したいゴールを、ホームページ「だけ」では実現できないことが多々あります。そのとき、「それはホームページの範囲外の部分だから」と切って捨てていいのか? ホームページに少しでも関連する部分があるのなら、ウェブ制作者の仕事だと思うのです。

そうして、少しずつ仕事の領域を広げてきました。いま仕事をいただいているお客様は、そこに価値を見いだして対価を支払ってくれているのではないか、そう思います。