QRコードの裏の側面
特にQRコード決済の普及以降、便利に使える場面が増えてきたと思います。が、しかし。普及するにつれて、悪用する人も増えるわけで。私はまだ出会ったことがありませんが、こんな手口が実際にあるそうです。
「このQRコードを読み取ってくれないか」──街中での謎の声かけがTwitterで話題 セキュリティ企業も警鐘
怪しげなグループへの勧誘にQRコードが使われている。サイバー犯罪にも使われている事例があるそうです。自衛策としては、出どころの明らかでないQRコードは読み込まない、必ず確認画面をチェックすること、でしょうか。
こんな手口が増えると、自社ページやSNSなどへの誘導にQRコードを活用している事業者は大迷惑を被るわけです。記事に出てくる、実際に勧誘を体験したという方は怪しいからと断っています。セキュリティ的にも正しい判断。先日も、デジタル庁が作成したお知らせポスターがQRコードだけ。「情報が少なすぎて怖い」「簡単になりすましできる」と大きな批判が巻き起こりました。悪用の可能性について認知が進むと、これからは気軽に使ってくれなくなるでしょう。情報の送り手側ができることは、QRコードを読んだら何ができるのか、しっかり説明することが不可欠になると思います。
QRコード自体はとても便利だし、これからも活用していきたいもの。ただ、使う際には送り手側も受け手側もより慎重な配慮が必要と言えそうです。