伝えたいこと、知りたいこと
通常、Webサイトに掲載する文章は、お客様に準備していただいて私がリライトする、という手順を取ることが多いです。Webのセールス文章を書き慣れていない方が殆どなので、大抵の場合は修正することになります。
よくあるパターンとしては、自分が言いたいことばかり書いてしまって、お客様が知りたいことが書いていない、という文章。優しいお客さんなら、それでも読んでくれるとは思いますが。Webの文章は「読むのが面倒」なものです。「読みたい」と思わせる工夫が必要。
そのために必要なのは名文・美文の類ではなく。お客さんが知りたいことが書かれているか、です。最優先するのは「知りたいこと」。「伝えたいこと」は一旦後回し。お客さん目線が大事。お客さんが知りたいことを書き連ねていったら、読み通すと伝えたいこともけっこう入っていた、ぐらいがちょうどいいかもしれません。
Webサイトに載せる文章を書くのは本当に難しいです。苦労して当然です。特に「何を書くか」を考えるのがもっとも大変なことではないでしょうか。その時の視点として、「お客さんが知りたいことって何だろう?」からスタートする。読みたいと思ってもらえる文章を書くときに、意識してほしい視点です。