Webサイトの自作で得られるもの、失うもの
Webサイトの新規立ち上げ、あるいはリニューアル。自作するか外注するかという大きな分かれ道があります。
自作する道を選んだ場合。得られるものは何でしょうか? 当然、初期制作コストが削減されます。一般的なWebサイトで30万円程度の削減です。
私が大事だと思う、もう一つの「得られるもの」は運用のためのノウハウです。自分で作ったものですから、改善のための修正コストがかかりません。いくらでもトライできます。逆に言えば、作りっぱなしだと自作する意味がない、とも考えることができます。
では、失われるものは何か。それは時間。機会といってもいいでしょう。初期立ち上げで、スムーズに行ったとしても約20時間は見ておいた方がいいのでは。これはPCの操作やネットに慣れている人の場合ですので、普段PCをあまり使っていない人の場合はより時間がかかるでしょう。さらに成果が出るまでのトライ&エラーで半年とか一年。もっとかかるかもしれません。
信頼できる制作業者に外注した場合は、この期間を短縮できる可能性があります。初期制作コストの問題も、確かに大事ですが。多少時間がかかっても、社内に運用ノウハウを蓄積したいかどうか。これも自作か外注かの大きな判断基準です。