ロゴのデザインで気をつけていること
先日、新しく作成したロゴデザインは無事にOKが出て納品。今日は別のお店の名称変更に伴うロゴのリファイン作業。
私がロゴのデザインを依頼された時に気をつけていることがあります。それは「何年使うのか」ということ。
ウェブのデザインであれば、数年から5年程度で技術革新やトレンドの変化で寿命を迎えます。ある程度は時代性を意識しないと、利用者に「古臭い」イメージを与えてしまいます。反面、特定の時代を意識するとデザインの寿命は短くなります。
ロゴの場合、その企業が存続する限り使うのが前提。ペプシとコカコーラがいい例で。時代に合わせて小修正しても、大きな変更は加えないコカコーラのロゴは世界的に浸透。ライバルのペプシは、わりあい頻繁に大きくロゴを変えているのですが、毎回不評。今のロゴを正確に覚えている人は少ないはずです。
10年単位で長く使うロゴは、ストーリーが大事になります。創業時の想いやスタッフの想い。デザインに反映されていなければ、愛着が持てません。見た目の美しさやかっこよさは、すでにAIで自動生成できるレベルに達しています。今のところは、人の手でデザインしたロゴの方が、働く人たちの想いが反映されたデザインになるのではないかと。
今回作ったロゴは、どちらも気に入ってもらえたようです。あとは、長く使っていただいて、そのお店のお客様にも愛されるロゴになってほしいと思っています。