サイト制作、予算と成果の関係は?
制作業者にとって都合のいい話と思われそうですが。とても興味深い調査の結果が出ていました。まずはこちらを。
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予算の少ないWebサイト制作は失敗する?Webサイト制作の実態調査|WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB | 株式会社WACUL
Webサイト制作の発注側と受注側の両者にアンケートで調査した結果です。それ自体はあまり珍しくないのですが、成果との関連を見ているところが貴重です。「調査の提言」がまとめられているので、見出しだけ引用します。
- Webサイトリニューアルに検索順位向上を期待してはならない
- 予算の少ないWebサイト制作は成功確率が下がる
- 考えなしに仲のいい制作会社へ発注してはならない
- デザインフィードバックやユーザー視点で具体的におこなうべき
特に予算のところでは、具体的に「成功確率50%以上を目指すのであれば、コーポレートサイトは300万円以上、ランディングページは50万円以上」と提言されています。…スモールビジネスでは現実的に無理な予算ですね。ちょっと規模感が違う。
とはいえ、小規模事業者でも上手な予算の使い方はあると思っています。制作の予算は抑えても、広告と改善の費用を必ず見ておくこと。これで成功確率は上がります。確率なので絶対とは言えませんが。少なくとも初期制作費で全ての予算を使い切ってしまうよりは成果につながります。
何でもかんでも「安く」一辺倒では成果が出ない、あるいは時間がかかります。かけた予算を回収できるWebサイトはそれなりに費用がかかると考えていただければ。