Facebookは終わったのか?
先日、友人のWebクリエイターが「Facebookは若い人が全然使ってない、拡散力はもうない」という話をFacebookに投稿していたので。ちょっと考えてみたいと思います。
まず「若い人が使っていない」件。これは以前から傾向としてあって。友人とのコミュニケーションはLINE。情報収集はTwitter。中間がInstagram。若者はFacebookを使う必要がない、と考えることができます。Facebookはネット同窓会的な使い方があります。昔の友人を「今どうしてるかな?」と検索すれば、出てきたりします。実名制ですからね。同窓会的なものが価値を持つのって、学校を卒業して何年、何十年も経ってからです。
あとは、LINEは基本的にプライベートな空間なので。「繋がっていたいけど、あまりプライベートには踏み入れてほしくない」という関係性の人が多いかどうか。このくらいの繋がり感は、実はFacebookがちょうどよかったり。これも年齢層が高い人の方がニーズがあるはずです。
いつも言っていることですが、ユーザー層がマッチしなければSNSをがんばる意味はないです。
それから、拡散力がないという話。これも無料でのビジネス活用については、残念ながら事実。Facebookの方向性は、企業は広告を使え、ですから。企業のページを「いいね!」しても投稿が流れてくるとは限りません。Facebookの投稿は間引いて表示されますので。
表示されなければ、拡散することもありません。無料で情報発信して集客するのはどんどん難しくなっているのが現実。広告のターゲティング精度が高いというのがFacebookの特徴なので、今でも使い方によっては広告を出す価値はあると思います。
こうなると、Facebookより他のSNSに力を入れた方が良さそうですが。TwitterもInstagramも、Facebookより投稿の質が問われるSNSです。運用担当者のセンスとスキルで大きく結果が変わってしまう。その意味で、最初に手をつけるSNSとしては今でもおすすめできます。ビジネス利用なら、若年層に弱いということもそれほどハンデになりませんし。広告を出す場合でも、Google広告よりも操作がわかりやすいので入門向きです。
過度な期待をせず、上手に使ってほしいと思います。