既存サービスの組み合わせがカギ
微妙に昨日の話の続きです。外部の予約システムの選択で苦労した話でした。
実は、選択肢としてWordPressと追加プログラムの組み合わせで予約システムを構築する案もあったんです。ただ、このパターンでは当然私の作業量も多くなります。つまり制作料金が高くなる。さらに、無理やり組んだシステムは、既存の外部サービスに比べて使い勝手で劣ることが多いです。
一応、ランニングコストが低いというメリットもありますが。総合的に判断して、最終的にこの選択肢は無しということに。初期の制作費用を下げられるから、その分を使いやすい有料サービスに振り分けましょうということになったわけです。
予算が潤沢にあるのなら、外部のサービスに依存せずにサイト内で完結させた方がメリットが多いです。しかし、スモールビジネスにおいては、限られた予算を有効に使わなければなりません。ウェブ制作業者が提案するとき、既存サービスの組み合わせでコストパフォーマンスの高い仕組みを作ってくれるかどうか。
今回で言えば、私の方はWordPressのカスタマイズで作った方が制作料金を上げられます。でも、かけた料金に見合うサイトになるかというとかなり疑問がありまして。制作業者を選ぶときには、既存のサービスを活用してコストパフォーマンスの高い提案をしてくれるところを選ぶのが吉。
IT業界では「車輪の再発明」という言葉がよく使われます。すでにあるものを苦労して作るのはバカバカしい、といった意味になるでしょうか。便利なものがローコストでもたくさん選べる時代です。使えるものはわざわざ作らずに活用していきましょう。