Instagramをやるべきかの判断
さいきん何度か質問をいただいたのでInstagramの話。
Instagramに力を入れるかどうかは、ケースバイケースです。これだと答えになっていないですね。「商品の見た目が重要で、一般消費者向けの販売をする場合はやったほうがいい」が私の考えです。
ユーザー数の多さを理由にして、Instagramは集客に必須、というような話も耳にしますが。B2B(業者間取引)とB2C(消費者向け販売)では、話が全く変わってきます。現段階では、Instagramの利用シーンはプライベートがメインです。発信側や情報収集の場合はビジネス利用も考えられますが。B2Bでの活用は、難易度が高くなることが想像できると思います。
また、サービスやソフトウェアなど無形の商品を売っている場合はどうでしょうか。そもそもInstagramは写真投稿・共有のためのサービスです。形のないもの、写真を撮りにくいものは基本的に向いていません。見せ方に工夫の余地があるとはいえ、ある程度ひんぱんに投稿するには、無形の商品は苦戦すると思います。
それから、私が考えるInstagram最大の弱点がありまして。投稿から自社ホームページにリンクする方法がありません。いったんプロフィールページを経由する必要があります。写真をきっかけに、どんなお店、会社なのかが気になるレベルに到達しないと、なかなか売り上げには結びつかないです。
こういった特性を理解せずにInstagramを使うと、努力が徒労に終わってしまう可能性が高いです。ネガティブなことを書き連ねましたけれども。インスタ向きの商材を取り扱っている場合は、やらない手はないです。ブランディングのツールとしてとても強力ですし、ECサービスによっては商品販売ページに誘導できる仕組みも準備されています。