ホームページ関連の最近の動向

アンケートでいただいたご質問に答えるシリーズその3。今日の質問は…

「ホームページの流行りなど」

スマートフォンの普及に対応した変化は概ね落ち着きました。ここ数年では、あまり大きな動きはないと考えています。どちらかというと、流行り廃りに乗っからない立場ですが。押さえておいた方がいいトピックをいくつか。

1. Googleマイビジネスに力を入れる

例えば店名や会社名で検索したとき、ページの上部に表示されるのはGoogleマイビジネスの情報です。なので、検索してもホームページに訪問することなく、マップやレビューなどをみて完結してしまうことが増えています。店名会社名で検索するのは見込み度が高いお客さんなので、ホームページと同等に力を入れるべきところです。

2. WordPress+有料テーマ

中小企業のホームページで、スタンダードになっているのがWordPressです。プラグインで機能を追加できるし、「テーマ」と呼ばれるデザインのひな形を着せ替えると、初心者でも見栄えの良いホームページが作れます。特に、国内の業者による有料テーマは使い勝手もよく、価格も1万円程度のものが多い。業者に制作依頼をして数十万円かかったり、勉強しながら自作して数ヶ月を費やして(しかも出来は今ひとつ)しまうよりも、賢い選択と言えるでしょう。

3. 情報発信で集客する

大手企業、小規模企業を問わず、集客に成功しているところはコンテンツ(記事)を積極的に公開しています。人の目に触れやすいのはSNS。更新もしやすいのですが、過去記事が参照されにくいという弱点があります。記事が蓄積されれば、SEO効果も期待できるし、検索からの流入が増えます。その意味で、今でもブログは有効。というか小規模企業のホームページには必須です。

4. 新しいEC関連サービス

新型コロナ以降、ネット販売に進出する企業が大きく増えました。そのときに躍進したのが「BASE」というサービス。国内開発で使いやすいですし、基本機能だけなら無料で開設できます。並行して「Shopify」等の世界的なECサービスも日本でのシェアを伸ばしつつあります。Shopifyは、これから実店舗の在庫や決済との連動を強めていく模様。もともと店舗での決済をメインにしていた「Square」も、利用者向けに無料のショップ作成サービスを始めました。EC関連は最近の動きが大きい分野です。ただ、自社ネットショップ構築用サービスの話なので、集客の面では既存モールに強みがあると思います。