SNSはフロー、ブログはストック

ここ数年よく言われる「メールは終わった」「ブログは終わった」という意見には賛同しない立場です。むしろ重要性は増しているという考え。SNSがダメっていう意味じゃないです。とても重要。ただし、とって変わられるわけではない。

なぜかというと性質が違うから。SNSとブログで考えてみます。基本的にSNSの情報は現在進行形。今その時の情報を知るのに向いています。その代わり、過去の情報は参照しにくい。それに比べると、ブログの情報は過去からの蓄積が資産になります。古い記事が検索からのアクセスを連れてきます。

個人のブログは、かつてのブーム時より確かに少なくなっています。SNSに書いていれば十分、という層が移行した実感はあります。では、ビジネス活用ではどうでしょう。ブログというとあまり聞かなくなったかもしれませんが、オウンドメディアは企業サイトのスタンダードになっています。オウンドメディア=自社所有媒体。要するにブログもオウンドメディアに含まれるので、前よりも重要性が増しているというのはそういうことです。

新しいものの方が目を引きやすいので、マーケッターや制作業者はSNSを薦めてくるのだと思います。ですが、実際のところ形を変えてはいますが、以前からの手法が強いこともあるのですよ。