スマホ動画からのステップアップを狙うなら

新型コロナ対策で、スマホやPCのカメラを使ってテレビ会議に参加した人は多いはず。そうでなくても、SNSに写真感覚で短い動画をアップするのも当たり前の時代。

じゃあ動画をどうやってビジネスに活用するかという時に、悩ましいのが機材のこと。要するにスマホやPC内蔵のカメラでは物足りなくなるんですね。

スマホからステップアップするとき、おすすめなのが照明とマイクへの投資。画面が明るくなると、それだけで見やすくなります。また、明瞭な音声は内容が伝わりやすくなります。

まずは照明。アマゾンで「LEDビデオライト」で検索してみましょう。数千円の予算から選べます。高くなるほど明るさが強くなり、調整機能が増えてきれいに撮れると考えていいです。人物を画面中央に置いて、ユーチューバー的な映像を撮る場合はリングライトもおすすめです。円形の照明で、カメラを円の内側に設置することで顔に影が映らないのが特徴。スマホのホルダーとセットになったものが使いやすいはずです。スタンドが別売りの製品も多いので、照明とスタンドがセットになったものを選ぶといいでしょう。1万円以下の商品でも、けっこう綺麗に撮れるようになります。

お次はマイク。同じくアマゾンで「スマートフォン マイク」で検索しましょう。スマートフォンのマイクは、なるべく広範囲から音を拾うようにできています。なので、夏や冬だとエアコンの音がガンガン入って肝心の声が聴き取りにくい場合も。「環境音」が大きく入るのです。スマホに装着するマイクは、指向性が強い(向けた方の音だけを録る)ものが多いので、声をクリアに収録できるはずです。

マイクの値段はピンからキリまで。数千円レベルのものは、スマホ本体のマイクの方がよかったということもなくはないです。出費を抑えたい場合は、スマホ本体からコードを伸ばせるタイプを使うと良いでしょう。マイクを話す人の近くに置けるので、安価な製品でもいい結果が出やすいです。

さらに上のステップを狙う場合についても少し。デジタルビデオカメラやデジタル一眼レフを使って、高画質で録画、配信をしたいという時。カメラ本体の他にマイク等音響系、編集や配信に使うパソコンなど。それなりのスペックが必要です。配信の場合は高速な光回線も必要になってきます。

つまり、投資額が一気に跳ね上がります。中古品などを使って安く揃えても、10万円は下らないと思います。最低でも数十万円はみておいた方がいい。それだけの投資に見合うビジネスは、業種が限られてくると思います。オンラインセミナーを頻繁に行うコンサルタントさんとか。

というわけで、スマホからのステップアップは、照明とマイクに投資するのが私のおすすめということで。