ウェブに関わる法的なリスク
さいきん関わっているいくつかの案件で思うこと。
ひとつのウェブサイト運用するために必要な知識は山のようにあります。制作を業者に外注したとしても、やりとりにはそれなりに制作の知識が必要です。立ち上がればSNSの活用や広告の知識。記事を追加するならライティングや撮影の知識。初歩的なSEOも。
さらに。
ウェブを運用する際には、技術的な知識だけではなく、法的な知識も必要になります。著作権法や景品表示法は日常的にかかわってきます。お客様のデータをデジタル化して活用しようと思えば、個人情報保護法や特定電子メール法。ネットショップなら特定商取引法。商品によっては医薬品医療機器等法が関連する場合が出てきます。取り扱う内容によって、様々な法律が関係してくるのです。
何が言いたいかというと…ウェブを運用するには知識と経験が不可欠です。軽い気持ちで考えていると、法的な罰則を受ける可能性も。自社の商品やサービスに関連する法規は、制作業者よりも自分の方が詳しい場合も多いでしょう。ただ、やることがとても多いので信頼できるスタッフや制作業者と協力するのが現実的です。協力するにも、基本的な部分を知らなければチェックができません。
ついでに言えば、最近のウェブサイトはさまざまな外部サービスと連携して動いています。たとえばFacebookやTwitterのタイムラインを表示したり。すると、連携しているサービスの規約もチェックする必要がありますね。みんなやってるから大丈夫と思っていたら、実は規約上禁止されていた、という事例はたくさんあります。
ひとりで勉強すれば何とかなる、という時代ではなくなったと思います。それでも、勉強は続けないとです。