ネット事業の成否を決める三つの要素-2
昨日は私が考えるネットビジネス活用を始めるときに考えなければならない三つの要素のうち、一つめを紹介しました。今日は二つめ。
2. リピートするか、または粗利が大きい商品か?
結論から言うと、1回きりの購入で粗利が小さい商品では利益が出ません。
実店舗の場合、「近いから」という理由で選ばれる場合があります。ネットでは、距離の差はありませんので集客が実店舗より大変だと思ってください。このため、新規客を獲得するためのコストはネットの方が高くなります。利益が小さい商品だと、新規集客のコストで利益は全て食い潰されてしまいます。
リピート性の高い商品であれば、最終的に利益は出ます。儲けが出るまでに少し時間はかかりますが。高額な商品で粗利も大きければ、一回きりの購入でも新規集客コストをまかなえますので、これも可能性はあります。高額商品かつリピート性がある、となればBtoBが強い理由も想像できるかと。
まとめると、実店舗向きでネットには向かない商品、というのがあるのです。「安くて良いもの」というのが意外に難しい。ネット通販の場合、送料とのバランスが取れていないとお客さんは注文しにくくなります。なので、まとめ買いやリピートを促すなど、工夫が必要です。いま持っている商品を、切り口を変えてネット向きにできれば、可能性が出てくるわけですね。