災害とホームページの表示スピード

台風19号が猛威をふるった先週末。各地で大きな被害がありました。状況が気になるので、ネットで情報を見ていた時に気がついたこと。

いくつかの公的機関のホームページで、装飾や画像を最小限にしたページが公開されていました。画像や装飾は、通信量が増える原因になります。通信量が増えると、回線やサーバーが遅くなります。最悪、接続できなくなったりサーバーが停止することもあり得ます。

文字だけのデータ量が軽いページなら、回線やサーバーに負担がかかりません。見る側が一刻一秒を争う時に、「表示が遅い」とか「繋がらない」ということが起きないわけです。

デザインの役割は、普段であれば装飾や画像によって使いやすさやわかりやすさを作り出すことが一つ。しかし、災害時は必要な情報を確実に届けることに徹する。これもデザインなのです。

もっとも、スモールビジネスでサーバーや回線が落ちるって、Yahoo! のトップに載ったとかじゃなければ滅多にありませんけれども。情報を適切に伝えるデザインとはなんなのかを考える機会になりました。