伝えたいことはシンプルに

お客様に準備していただく原稿について話していたときのこと。専門用語が多用されていて表現も「気取った」感じだったので、難しい言葉の言い換えと、わかりやすさを優先するようお願いしました。

自分で表現しようとすると、多くの場合は難しく凝ったものになりがちです。その道のプロとして正確な説明を心がけている、ということもありそうです。でも、一番大きいのは「自分を少しでもよく見せたい」という気持ちなのではないかと。

見てほしい人は同業者ではありません。むしろそのテーマについて知識がない人です。一般の人に、どれだけわかりやすく伝えられるかもプロとしての大事な能力です。お客様の目線でわかりやすい、シンプルな説明ができるかどうか。

上手い文章よりも、わかりやすい文章が私たちには必要なのです。