アクセス増は2番めの対策
先日、アクセスアップの方法について書きました。でも、それは2番めにやることです。
最初に手をつけるのは「コンバージョン率」。コンバージョンとは「転換」という意味。コンバージョン率(CVR)は「反応率」や「成約率」と訳されます。100人のアクセスがあって、1人が期待する行動(登録や購入)をした場合、CVRは1パーセントです。
業種や求める行動、商品によってコンバージョン率は変わります。私の感触だと、どんな場合でも1パーセント以下の場合は早急に改善が必要な状況です。例えば、0.1パーセントのCVRでアクセスが倍増したところで、売り上げは殆ど増えないはずです。
手をつけるのは効果の大きいところから、が原則です。アクセスが増えなくても、CVRを大きく改善できれば売り上げに即反映するはず。CVRがある程度伸びてきたら、その段階でアクセスアップを考えたほうが効率的です。
ただし、一日に数件しかアクセスがない場合は、CVRの計測と改善の検証のために、お金を払ってでもアクセスを集める必要があります。0.1%まで計測するとして、1,000件のアクセスが必要。1か月1,000件程度だと、改善のサイクルを回すにはちょっと物足りないです。
CVRをどうやったら改善できるかは、様々なアプローチがあります。例えば、ページ内の言葉使いでCVRは変化します。言葉での改善をする場合は、この書籍が役立ちます。
CVR改善の観点で、ウェブデザインを解説した本がこちら。
売り上げが増えない、登録者が少ない、といったとき、安易にアクセス増に走らず、まずはCVRに注目してみましょう。