文章を読みやすくする2つのコツ

お客様からいただいた原稿を、手直しする機会が多くあります。その時に、直すところはどこだと思いますか?

一つは読点。これ「、」です。読点を打つ明確なルールがないせいか、あまり使わない人が多いように感じます。基本的には、音読する時に息継ぎをしたいところに入れればOK。あとは意味の変わり目ですね。単語や文を並べて挙げる時も。

読点のない文は、区切りがなくて読みにくいです。かといって、読点を打てば一文を長くして良いかというと限界はあります。一文に読点を2回打つ時は、文をふたつに分けられないか考えます。なるべく一文の長さが短い方が読みやすいですし、文章にリズムが出てきます。

もう一つ、よく直すところは漢字の使いすぎです。パソコンで文章を書くと、やたらと漢字だらけになりがち。←「矢鱈と」とかですね。画数の多い漢字がならぶと、見た目で抵抗を感じて読んでもらえない可能性が。

ひらがなで書いても意味が読み取りにくくならなければ、少し多めにひらがなを使いましょう。例えば「是非」を「ぜひ」に直すことが多いですね。ひらがなでも意味は伝わりますので。

今日からできる、文章を書くときのちょっとしたポイントでした。