ウェブ制作で抜けやすいポイント
去年から、専門学校でウェブ系の授業を受け持っています。授業とは別に、学生が企業と連携してホームページを作る活動をやっていて、質問を受けました。ワイヤーフレーム(構成、レイアウトの案)を見て、意見がほしいとのこと。
クライアントからの要望を取り入れて、情報の優先順位づけ、取捨選択は概ねできていそうでした。ぱっと見、問題ないレイアウトではあったのですが、私の方から質問。
「これ、誰が見るの?」
一瞬言葉に詰まってましたが、どうやら既にその企業を知っているリピーター的なユーザーを想定してはいたようです。新規のユーザーにとってはやや不親切なことを指摘して、キャッチコピーを工夫することをアドバイスしました。学生も納得した様子。
考えることがたくさんあるので、大事なことがすぽっと抜けることがよくあります。熱心で優秀な学生たちでさえやっちゃいますからね。そのホームページをどんな人が使うのか。常に頭に入れておきましょう。