ウェブサイトは24時間はたらく営業マンなのか?
ウェブ制作業者のサイトを見ていると、「ホームページは24時間はたらく営業マン」という表現をよく見かけます。広告業界で古くから言われる「salesmanship-in-print」つまり「印刷されたセールスマン」からヒントを得た言い回しだと思いますが。個人的には、安易な表現というか営業マンに失礼な話じゃないかと思っています。
だって、自分からは何もしないんですよ? お客さんの方から来てくれないと仕事をしないという。お客さんの目につくところ、例えばSNSだったり広告だったり。あるいはブログをひたすら書いて検索からのお客さんを集めたり。どうやってサイトにお客さんを連れてくるかをセットで考えないことには、仕事をしてくれないのです。
1回作れば放置しておいてもお客さんを取れるという誤解を与えかねないので、あまりいいコピーではないと思います。放置してもお客さんを取れるというのは幻想です。手を抜かず、がんばりましょう。