読んだ本:『いちばんやさしいリスティング広告の教本』
「いちばんやさしい」と謳っていますが、なかなかどうして読み応えのある本です。『いちばんやさしいリスティング広告の教本』読んでみました。裏表紙に挙げられている【本書のポイント】を引用します。
- キーワード選びから、広告文作り、入札まで、はじめてネット広告に取り組む人でも出稿できる!
- 集客状況やコンバージョンを見きわめて、予算の配分や広告を改善できるようになる!
- リマーケティングやアナリティクスとの連携など、広告効果をより高める手法も身につく!
説明はGoogleアドワーズが基本になっていて、Yahoo!プロモーション広告の説明は巻末にまとめられています。画面写真を豊富に用いて、懇切丁寧に手順を紹介しているので、本書の通り進めれば「はじめてネット広告に取り組む人」でも間違いなく出稿できると思います。
リスティング広告は概念自体が難しく、そのうえ操作も難解なので、いまひとつ導入に踏み切れない人、導入したけれども活用できずに挫折した人も多いと思います。これからチャレンジする人、再挑戦する人には本書が助けになると思います。
難しいところは、各ステップ(Lesson62まである)に対して注意するポイントがそれぞれ数多く挙げられているため、手順通り進めるといっても消化不良を起こしそうなところ。リスティング広告は、大規模かつ高度な運用も可能なシステムなので、最初の取っつきにくさはどうしても否めません。
一度読んだくらいではおそらく全容を把握し切れないと思うので、何度か通読して、自信がついたところで本書を見ながら実際に操作していくのがよいと思います。
また、今まで自己流でリスティング広告を運用してきた人は、一度さらっと目を通すだけでも新しい発見があるのではないでしょうか。リスティング関連の本は何冊か読みましたが、この本がいちばん微に入り細に入り説明されているように思いました。
本書の発行は2014年8月1日。リスティング広告を始めるならば、この本の情報が古くなってしまう前、いまがチャンスだと思います。*最新版は2018年10月に出ています。