デザイナーのしごと

前から考えていたことですが、デザイナーの仕事というのは、Adobeのソフトをオペレートすることが本質ではありません。

山本氏:「デザイナー」というと、Photoshopを使ったり、グラフィックデザインをする人というように認識されがちですよね。デザイナーからそういったツールを取り上げたときに何ができるのかが重要だと思うんです。その際に、ユーザヒアリングなど作っている以外のときに何ができるのかは重要ですよね。
スタートアップにおけるデザイナーの存在意義とは?「Design dot BEENOS vol1」レポート #BEENOS – THE BRIDGE

もちろんソフトウェアの操作に習熟すれば、「それ以外のとき」に労力を割り振ることができるので、だいじといえばだいじ。ただ、ツールはどんどん進化+一般化していくものですから、いつかは廃れると思っていないと。前に書きましたが、なるべく手でアイデアスケッチをするようにしているのは、発想を形にする力は不変だと考えているからでもあります。

いまの仕事のスタイルで気に入っているところは、代理店経由の仕事が少ないので、クライアントやエンドユーザとの距離が一段階近いこと。ヒアリングして、解決方法をかたちにして、ユーザの評価を知る。仕事のやり方によっては、これができない場合もあるようです。それだとデザイナーとしての成長スピードが鈍化するんじゃないかなあ、と思うわけです。