ネット集客の向き不向き

先日、お客様から聞かせていただいた話。店舗型のビジネスをしていて、来店のきっかけを調査したそうです。商品を購入された方の大半は、ダイレクトメールでした。残念ながら、ホームページがきっかけのお客様は殆ど無し。DMで知ってウェブも見た、という人もいるはずですが、影響は限定的。

既に購入履歴のある人のリスト(ホットリストと言います)がある場合。または十分に絞り込んだ見込み客リストがある場合。ネットを使った集客よりも、ダイレクトメールの方が費用対効果が高くなります。特に地方の商圏が限られたビジネスの場合は、ネット上の見込み客の絶対数が少ないことが多く、仮に広告費をそれなりに投下しても結果が出なかったり。全国が商圏なら、ネット上の見込み客の数は増えますし、DMだとコストが膨大になるため、ネット集客が有利になる場合が出てくるのですが。

ネット集客が効率が良いか、それ以外の方法が良いか、ビジネスによって異なります。自社のビジネスがどちらなのか、一度しっかり検討してみましょう。もしかしたら「ネット集客の難易度が高いビジネス」である可能性もあるのです。何でもかんでもネットの時代、という風に思い込みがちですが、そうでもないですよ。