デジタルとアナログの組み合わせ

私のメルマガでは「開封率」の測定をしていません。毎日配信していますし、ときどき目を通してもらえればラッキーぐらいの気持ちで書いています。たいていのメルマガは開封率10~20%がいいとこですしね。たまに声をかけていただくだけでもありがたいものです。

メルマガの良いところは、低コストで繰り返しコミュニケーションができるところです。マーケティングオートメーション(MA)の技術が発達してきて、相手に合わせた内容やタイミングを狙った配信が自動でできるようになっています。とはいえ、読んでもらえなければ話になりません。ユーザーのメールボックスに届くメールの数はどんどん増え続けています。

読み続けるメリットがあるメールを配信できるよう、内容を工夫するのがまず一つ。もう一つが「メール以外のコミュニケーション手段を使う」ことです。マーケジンにこんな記事が出ています。今回はぜひ読んでいただきたいのです。

「デジタル」マーケティングはいずれ消滅する 日本郵便が考えるデータドリブンなオフライン施策とは

デジタルだけでのマーケティング施策には限界があるから、アナログ手法を上手に組み合わせていきましょう、という話。特にDMの開封率81%というデータは、メルマガの開封率の低さに悩んでいる企業にとっては、検討に値する数値でしょう。メールに比べてコストがかかったとしても。

記事中で紹介されている富士フィルムの事例では、メールでは優良顧客へのアプローチが不十分だったため、リアルDMを送っています。昔ながらのDMでも効果がありそうですが、そこはデジタルの強みを組み合わせてデータを取得、効率アップを実現しています。

インターネットだけに頼らない。既存の手法もネットとの組み合わせで、今までとは違った効果を発揮する。

個別のコードを差し込み印刷してデータ取得するところまでは、スモールビジネスでは難しいかもしれませんが。それでも、できることは色々ありそうです。