制作の流れの見直しが必要
週末はとあるランディングページの制作。入力項目がとても多いフォームの使い勝手をよくして、ユーザーの心理的な負担を軽減するために、ウィザード形式というか、ページ分割を試してみました。これが吉と出れば良いのですが。
さて、今回のウィザード形式の入力フォーム。イチから作るのは大変ですし、そもそもそんなに予算をもらっていない(笑)。というわけで、すでに出来上がっているプログラムを探してきて、調整して組み込みました。今(けっこう前からか)ウェブ制作の世界では、デザインを管理するCSSのフレームワークや、動きをコントロールするJavaScriptのライブラリ(ある機能を実現する小さなプログラム)を積極的に活用する方向になっています。
以前だったら、デザイン案を作ってHTMLとCSSとJavaScriptを一所懸命書いて、デザインを再現するというフローが主流でした。この方法だと時間も手間もかかる、つまり予算も上がってしまいます。早く安く作って、動かしてから改善していく方が成果が出やすいので、逆の方向だったわけです。あるものを上手に組み合わせて、できるだけ効率的に制作するのが、発注側にとっても制作側にとっても双方が幸せになれる、と。
出来合いのものを使うとなると、ここをこうしたいとか、イメージがちょっと違うということも起こり得ます。そこは割り切りが必要。動きのあるページも一般化してきたし、静止画上でデザインの良し悪しを判断するのも難しくなってきました。制作側も発注側も、制作の流れを見直す時期が来ていると言えそうです。