『構え、撃て、狙え』

きのうに続いて読んだ本の話。『大富豪の起業術』という、なんだか怪しげなタイトルの本ですね…。

日本ではあまり知られていない著者のマイケル・マスターソン。年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有。ダイレクトマーケティングの世界で屈指の実積を誇るスーパー起業家なのです。その意味で『大富豪の起業術』というタイトルには何の偽りもありません。

私としては原題の『Ready, Fire, Aim』のほうに惹かれますけどね。訳すと『構え、撃て、狙え』。『構え、狙え、撃て』じゃないんですよ。『構えずに撃て』でもない。

「すばやく準備して行動しろ。結果をみて修正したら成功は近づく」と解釈しています。たくさんのヒントが詰まった本ですが、ここがこの本のキーポイントですね。さらに。

本書におけるマスターソンの最も大きな発見は、ビジネスには年商規模ごとに「4つのステージ」があるということ。そのステージごとに注意すべきことや集中すべきことが違う、と気づいたことです。いくつもの起業を手がけては大きなビジネスに成長させ、コンサルタントとしても多くの企業にかかわってきた著者ゆえに説得力があります。そのステージというのは、この4つ。

  • ステージ1:幼児期 年商ゼロから1億円
  • ステージ2:少年期 年商1億から10億円
  • ステージ3:青年期 年商10億円から50億円
  • ステージ4:成人期 年商50億円以上

私なんかたぶんずっと幼児期ですね(笑)。よく大企業の経営者の書いた本を読んでいる人がいますが、ステージが違えばやるべきことが変わるわけで。それを明らかにしているところが、よくあるビジネス書との違いでもありますね。

ぶ厚い本ですが、何度も繰り返し読みたい本です。経営者の方、起業家の方には文句なしにおすすめ。私も起業する前に読んでおけばよかったと思います。3,700円とちょっと高いですが、それだけの価値があることを保証します。

↓『大富豪の起業術』の詳細とご購入はこちら。

http://directlink.jp/tracking/af/1399553/5Fwhitbr/