読んだ本:『ウェブマーケティングという茶番』

2016.11.15

借りて読んだウェブ関連の本がおもしろかったのでご紹介します。『ウェブマーケティングという茶番』。ちょっと煽り系のタイトルですが、著者は長年ウェブ業界にいて内情を知り尽くしているので、中身はいたってまとも。各章のタイトルを抜き出してみます。

第1章 まったく効果のないウェブマーケティングというまやかし

第2章 広告代理店、SEO会社、制作会社、コンサルティング会社…。実体のないビジネスで暴利をむさぼる素人集団

第3章 問題は依頼先だけにあらず。丸投げ体質の依頼者たちがウェブマーケターの“カモ”

第4章 結果を出さない会社は3カ月で切れ! 費用対効果を正しく見極めるウェブマーケティングの基礎知識

第5章 ウェブの知識がなくても見破れる! 素人集団の化けの皮をはがすチェックポイント

第6章 問い合わせ増で喜ぶな。ウェブマーケティングは売上を劇的にアップする最強の武器

大げさな感じはしますが、3割ぐらい引くと概ね事実という感じ。唯一気になったのは、メルマガが読まれなくなってるってとこぐらいかな。メルマガの効果が薄れているのは事実ですが、依然として売上アップに有効な手段ですからね。

いい業者なんてほとんどいない。粗悪な業者にだまされないよう知識をつけろ、というのがこの本の主張だと思います。業者の選び方、指示の出し方、ウェブマーケティングの基本がまとまっていますのでおすすめです。新書サイズなのでコンパクトで安いですし(800円+税)、ぜひ読んでみてください。

ウェブ業界の人も読んだほうがいいですよ。これからのクライアントは、こういう本で勉強してくるわけで。