「JAWS-UG岩手 第1回勉強会」参加しました。

5月8日、盛岡市のアイーナで開かれたJAWS-UG岩手主催のAWS(Amazon Web Services)の勉強会に参加してきました。参加者は20名超。学生さんの参加も多かったです。

広く浅くAWSの話。時にはちょっと深く

アマゾンデータサービスジャパン株式会社 テクニカルエバンジェリストの堀内康弘さん。AWSの概論と仮想サーバEC2やストレージサービスS3のデモなど。「ワンクリック、オンデマンド、ITインフラの成約に縛られることなく」利用できるということで、最も重要なポイントは「サービスの成長実態に合わせてスケールできること」なのかなあ、と思いました。

これで解決!クラウド始めるときの三つの壁

サーバーワークス代行(?)赤塚誠二さん。壁というのは…

  1. 英語
  2. 従量課金
  3. 身近に詳しい人がいない

…の三つ。コンソールが英語なのはそれほど心配していないのですが、他は自分も気になるところでした。2.の従量課金については、料金を見積もるためのツールもあるし、あまり不安を感じなくてもよさそう(そもそも料金が想定より高額になるということは、サービスとして成功しているということでもあるし)。3.についてはネット上で有益な情報発信が活発に行われていることや、コミュニティ活動が盛んであることから、これも心配なしのようです。9月6日(土)に「JAWS FESTA 2014 Tohoku」という大きなイベントも仙台で開かれるそう。

Cloud Design Patternで学ぶAWS

cloudpack 石田知也さん。「クラウド時代のモノづくり」として

  • 作らない(車輪の再発明をしない)
  • ありものを組み合わせる
  • 編み出した組み合わせは、惜しみなく情報発信する

という3点を挙げられていました。AWSクラウドデザインパターン(設計ノウハウ集)の例として、Webサイトのアクセス増への対応というユースケースに対して6つのデザインパターンを紹介。AWS-CloudDesignPatternのWikiに集積されているそうなので、興味のある方は。

ど田舎でもAWSを使いたい!

ここからライトニングトーク枠。JAWS-UG青森代表の立花拓也さん。地方での活用事例として、とても面白いお話でした。「ICDP」(イナカクラウドデザインパターン)としていくつか紹介されたのですが、「田舎でも家とサーバには鍵をかけよう」とか「100ドメインEC2に全部入り 運用次第でどんどん安く」とか、爆笑しつつも納得させられました。ICDPのWikiでも公開されています。

IWDDの紹介

はちくまでざいん 鈴木やちよさん。先日のいわてPHPカンファレンスに続いてIWDDの紹介。次回IWDD (vol.91) niteは、5月10日開催です。参加申し込みはこちらからどうぞ

全体的な感想としては、とても面白かったです。今すぐ使いたい!という感じではないのですが、知識として持っていれば、どこかでお客様に提案できる場面もあるんじゃないかと思いました。IT系の情報は日々新しいものが大量に流れてきます。その全てに精通することは不可能であっても、アンテナは常に高くしておきたいものです。

2014-05-08-19-00