読んだ本:『ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら?』

2016.10.06

先日読んだ本が、なかなかおもしろかったので紹介しますね。

「インバウンドマーケティング」という言葉は聞いたことがありますか? お客のところに行ったりメッセージを届けたりするのではなく、「見つけてもらう」「来てもらう」マーケティング手法です。ネット集客の考え方として、数年前から定着しつつあります。とはいえ、実際のところ「インバウンドマーケティングって何?」「どうやってやるの?」っていうのが正直な感想ではないかと。

そこで、この本では物語仕立てでインバウンドマーケティングの基本を解説しています。IT音痴なベテラン営業マンと、技術畑の若手のWeb担当者が、はじめはぶつかりながら、だんだん力を合わせていって、会社の窮地を救うという…お約束(笑)。でも物語形式は強いですね。サクサク読めて、インバウンドマーケティングの概要がつかめる。

インバウンドマーケティングの有名なツールが「HubSpot」。著者の会社がHubSpotの認定パートナーなので、ちょっとツールの宣伝めいたところがないでもないですが。

HubSpotは月額24,000円からなので、ちょっと導入に躊躇しますけれども、考え方自体を理解して、自力でできるところから手をつけるといいと思います。ツールの導入はその後でも遅くないでしょう。

すでに勉強している人は、無理に読まなくても大丈夫。これからインバウンドマーケティングを勉強したい人の入門編としておすすめ。