読んだ本:『10倍売れるWebコピーライティング』

2014.05.01

Webマーケティングに関する情報発信で人気のバズ部の本です。副題は「コンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方」。このタイトルと副題自体が「ああ、なるほど」という感じです。

内容はというと、ダイレクトマーケティングにおける「セールスレター」の書き方に関する本を読んだことがある人には、目新しいことはないかもしれません。本書の「ランディングページ」は「セールスレター」とほぼイコールです。オファーがあってプレミアムがあって追伸があって…という黄金パターン。

しかし、本書の特徴は「ライティングのための材料集め」に多くのページを費やしているところです。類書では、様々な実例を載せて紹介していく場合が多く、自分が使いたいものに近い事例が載っているかが重要でした。本書では事例はひとつだけ。その代わりに、省略されがちだった過程をステップ・バイ・ステップで丁寧に追っているので、逆に応用範囲が広いのではないかと思いました。

バズ部の記事は、専門用語が頻出し専門家以外にはちょっと読みにくいところがありますが、この本はとても平易な表現で書かれているのも良い点。実用的なWebのセールスライティング本を探している人にはおすすめです。