お約束とアイデア
昨日作ったデザイン案、クライアントさんに見せる日なのでちょっと緊張しています。今回提出したデザイン案は、「もっとインパクトがほしい」「変えるならガラッと変えたい」というオーダーに対応したもの。とあるアイデアを入れて、あまり見たことのないデザインにしてみました。
ホームページの場合、ある程度は「お約束」にしたがうことが重要です。ただ見るだけではなくて、「操作するもの」でもありますから、訪問者が混乱するデザインは困る。しかし、お約束だけで構成されたデザインは、他と似たり寄ったりなので、訪問者の印象には残りません。印象に残るデザインであれば、再訪問の可能性が高まります。
昔、中学校で美術の先生をしていた頃。デザインの授業でよく使っていたフレーズがあります。
「変化と統一」。
統一=規則性がなければ、美的でもないし使いにくいものになります。かといって変化=外す部分がなければ退屈なものになり、それもまた美的ではありません。
「あっ」という、ちょっとした驚きを加えるのがアイデアです。それは、外観の処理かもしれないし伝えるメッセージかもしれません。いずれにせよ、見た人の心に残るためには、お約束だけではなくアイデアが必要。デザイナーの人たちは、そこで頭を絞って考えているんですね。
さて、今回のアイデアはクライアントさんに届くでしょうか?そして、ホームページのユーザーに届くでしょうか?