ウェブ制作業界の流れが変わった?

2016.09.13

きのうの帰り、本屋さんに寄って「ウェブデザイニング」という雑誌をぱらぱら読んでみました。名前でわかると思いますが、この本、ウェブデザイナー向けの専門誌です。ネットで情報を得る人が多い業界なので、専門誌は今はこれだけかな。

何年かぶりで手に取ってみました。特集は「小さく始めるオウンドメディアのつくりかた」。あまりデザイン関係ないけど、まあ、旬の話題ですし。で、表紙にこんな文言があって、驚いたんですね。

「悩める中小企業の皆さまへ!!」
「少予算小規模からでOK! 中小企業のコンテンツ戦略」

以前は大企業や海外の事例、最新のウェブデザインテクニックの解説なんかがほとんどでした。まあ、最先端でおしゃれな感じ。それが、中小企業のマーケティングが中心になるなんてずいぶん時代は変わったもんだなあと思いました。いまのウェブ業界で専門誌がどれくらい強い影響力をもつかはわかんないですし、正直「遅いよ!」って思いますけども。

ウェブ制作者の多くは、「作ること」が好きな人たちで、「売ること」はあまり好きじゃないという傾向がなきにしもあらず。でも、ウェブデザイニングのような専門誌がマーケティングに舵を切ったということは、これからは「売ること」に強い制作者がたくさん出てくるのかもしれません。裏を返せば、「売ること」が得意なウェブ制作者なんて皆無だったのです。今までは。

ウェブ制作を発注するときは、マーケティング方面にも強い会社を探しましょうね。もちろん、うちでもOKです(笑)。