値決めは経営というけれど
「値決めは経営」といったのは、京セラの稲盛和夫さんだそうですが、いま正に悩んでおります。なにを悩んでいるかというと、ホームページの制作料金です。
先日、ある方とお話したときに、「首都圏のホームページ業者は高いところから安いところまで予算によって選べるけれど、岩手は選べない」といった意味のことを言われたんですね。
地域で名前の知られている制作業者はやっぱりお高め。地方で潤沢な予算を持っている会社は限られますから、テスト的に立ち上げるスモールスタートには向いていません。かといって、1サイト10万円以下の激安業者は「安かろう悪かろう」を体現している感じです。ぶっちゃけ、うちの価格帯は激安業者よりは高く、有名どころより安い。よくいえば「リーズナブル」ですが…。価格重視のお客様ならうちより安いところを選ぶでしょう。企業の信頼性では、有名どころには今はかなわないです。
まあ、値付けで悩んだときは、定番の手法がありまして。松竹梅の3ラインで価格を設定すると、価格重視のお客様は梅を選び、品質重視のお客様は松を選ぶ。そして大半のお客様は竹を選ぶことになります。と、言うだけなら簡単ですが、それぞれのコースをいくらにするかが難しいんですよね。
闇雲に値段だけ下げると、それは品質の低下につながり、信頼性を失います。あるいは利益を圧迫し、事業の継続性を危うくします。逆に値段だけ上げても、お客様に提供する価値と見合っていなければ売れません。
制作プランに「竹に近い梅」を追加してみましたが、さて。