ウェブデザイン考
ここ数日は、久しぶりにウェブデザイナーとして制作仕事をガッツリとやっています。そこで感じたことを少し。
デザインの仕事といえば、一般的には「センス」「才能」がモノを言うと思われがちですが。ウェブデザインの場合、重要なのは「理屈」や「経験」かな、と思ってます。クリエイティビティはその次。
もちろんパッと見の印象は大切ですよ。中身の情報を読む気にさせる、最低限の見た目は必要。ただ、見た目のインパクトが強くても、商売として成果があげられなかったらそれはダメなデザインです。デザイナーって、基本的に美しいものやかっこいいものが大好きです。ほっとくと、成果が二の次になります(笑)。
結果が求められる仕事ですし、ぜんぶデータで出てきます。データを見て改善すれば、よりよいものに近づいていきます。なんでこんなことを言ってるかというと、お約束というか基本的な部分がだいじだよなあ、と再確認してるのです。
わかりやすいこと。使いやすいこと。
例えば、高級ブランドのようにかっこいいこと自体がメッセージを伝えることになるなら、美しさが必要。でも、それが第一に優先されるお仕事って、私の場合あまり無いんですよね。地方のスモールビジネスでは、ブランディングは商品が売れたその先に成立するんじゃないかと。
私は、成果にコミットするデザイナーでありたいなと、そう思っているのです。
私も含めたデザイナーが好きな言葉で「神は細部に宿る」ってのがあります。時間と予算があれば、いくらでも細部にこだわりたいんですけど…
そこそこのクオリティで公開して、後からブラッシュアップしていくのが、ウェブデザインの世界では重要な考え方なんですよね。