話すように書く

160630

きのうお会いしたあるお客様。とても魅力的なお話をされる方です。ところが、文章を書くことに苦手意識があるらしく…。

ホームページに載せるテキスト原稿、ブログやメルマガなどなど。ネットでは「文章を書く」ことが不可欠といっていいでしょう。いろんな方からお話を伺っていると「いやー、文章書くのが苦手で…」とよく言われます。学校の作文とか読書感想文とかで苦手意識がついちゃうのかなあ、と思ったりもしますけれども。

ビジネスの現場で活躍されている方は、ほぼ例外なく、魅力的なお話をされます。流暢に話す人もいれば、素朴な話しかたの人もいて、個性は様々ですが。特にお客様を目の前にして、自社の商品やサービスの話をするとき、すごくいいお話をするんです。

昔から広告の世界で言われていることに「Salesmanship in Print」という言葉があります。「広告とは、印刷されたセールスマン」。ふだんのセールストークを文章に落とし込めればいいんですね。

とはいえ「話すように書く」には慣れが必要です。なので、誰かに聞き役になってもらって、トークを録音してみてはどうでしょう? 今のスマートフォンにはボイスレコーダーがついていますので、特別な機材はいりません。録音を聴き直して打ち込むのが手間なら、スマホの音声入力を使えば、そのまま元原稿ができてしまいます(もちろん、手直しは必要)。毎回やるのは大変ですが、一度ぐらい試してみていいと思いますし、気合を入れた文章が必要な時にやってみるといいと思います。

「デジタルネイティブ」とか「スマホネイティブ」と呼ばれる今の若い人は、スマホの音声入力を使いこなしているみたいですね。音声入力に微妙に抵抗を感じる私は、時代に取り残されている可能性が…。