ラフスケッチを描くこと

2014.02.21

先日掲載したあっとホーム様のチラシ、ラフスケッチが出てきたので載せてみます。左が最初のスケッチで、修正していったものが右側です。これをベースにコンピュータ上でレイアウトをさらに調整して完成させたわけです。ラフとはいえ、めちゃめちゃ汚いので恥ずかしいのですが、思いきって公開します。

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以前、専門学校でWebデザインを教えていたとき、PCでの作業に入る前に必ずラフスケッチをしようと学生に話していました。理由の一つめは、手書きの方が圧倒的に速いこと。デジタルネイティブな世代でも、手書きのラフスケッチより速く操作できる人は少ないと思います。思考を遮らないスピードというか、高速にトライアンドエラーができます。

もう一つ。適度なラフさがよいのです。ハマるレイアウトができたときは、殴り書きでもそれなりに収まりよく見えるものです。逆にPCで作ったレイアウトは、はじめから「よく見え過ぎる」傾向があるんじゃないかと思っています。要するに殴り書きでしっくりこないものはいくら小細工してもダメと。(他のデザイナーさんはもしかしたらもっときれいに描いているかも…)

何かを作るとき、ラフスケッチで手を動かしましょう。