他メディアの価値を知る

リスティング(PPC)広告のクリック単価が高くなってたいへんだ、という話をしていたのですが。

まあ普通に考えれば、まだそこまでクリック単価が高くないディスプレイ広告やリマーケティング広告を活用しましょう、ということになるかと。業種・業態によってはフェイスブック広告も有効かもしれません。YouTube広告は…ユーザーの立場から見て懐疑的。エンターテインメント成分の多い企業だとうまくいくのかもしれませんが。

さてさて、ここまではネットに絞った話。ネット以外に目を向けたらどうなるでしょうか?

例えばBtoBならFAX DM。今は1件当たり10円以下で配信できます。リスティングが興味関心の高い見込み客につながる可能性が高いとはいえ、地域や業種でリストを絞れるというメリットもありますし、なんといってもプッシュ型。場合によっては、リスティングによる顧客獲得コストよりも低く抑えることができるかもしれません。

あるいは。

クリック単価が100円を超える場合。郵送ダイレクトメールの1件当たりのコストに近づいていきます。既存顧客のリストを持っている場合は、低コストで好反応が狙えるかもしれません。

ネットが普及して、何もかもネット上で完結させようとする傾向が強くなっているように思います。ほしいのは結果です。手段の目的化はもってのほか。

ネットの強みを生かすには、あるいは弱みをフォローするには。他メディアのことも知っていなければ成果につながりません。「うちはホームページ専門だから…」なんていってる場合じゃないのです。