ホームページの適正価格

きょう打ち合わせしたとあるお客様。

提案した作業内容と、料金をお伝えしたところ、「安っ!」と驚かせてしまいました。何でも、近所の業者に見積もってもらったら「○○万円」といわれたらしく。ホームページ制作の料金相場はあってなきが如しなので、お客様からみたら不明瞭きわまりないだろうと思います。不明瞭は不審、不信につながるわけで。

制作側からすれば、実際に稼働するスタッフの人件費をペイできない料金はありえないわけです。なので、想定する作業量から導き出される料金として、そんなに無茶を言っているわけではありません。

でもですね。制作業者が想定している完成品って、往々にしてオーバースペックだったりするんですよね。

ホームページ制作はよく建築に例えられます。超高層ビルもあれば店舗もあれば一軒家もあれば犬小屋もあるわけですが、実際の建築なら「犬小屋作ってくれ」と大手ゼネコンのドアを叩く人がいるわけもなく。超高層ビルを建てるのに、近所の大工さんにお願いする人もいません。

ちょっと極端な例えでしたが、これに近いことがホームページ制作では頻繁に起きているような気がするんです。なんでそうなるかというと、われわれ業者側のメッセージが不足しているんだと思います。

何が得意で、どれくらいの料金でやってくれるのか。明確に打ち出していれば、お客さまだって自分の判断で業者を選択するはずです。

個人的には、想定する成功が得られた場合に2年以内に制作料金がペイする範囲がいいんじゃないかと思ってます。あと、初年度に確保できる予算の半分を初期の予算に、残り半分を改善のための予算に振り分けられるとベストかなと。経験的に。