SEOは堅実な資産形成になった、ような気がする
京大とサイバーエージェントの共同でGoogleのアルゴリズムの研究を行っているそう。で、この記事。
最新グーグルSEO要因と順位の関係7つのポイント、サイバーエージェントと京都大学が共同研究 | Web担当者Forum
読んでみて、巷で言われている真っ当な(ホワイトハット)SEO施策の追認、という印象を受けました。挙げられている7つのポイントを引用します。
- 被リンクの効果は依然あるがノースパムが鉄則
- コンテンツ量は必要な量を必要なだけ
- 単語数は共起語、関連語を意識して繰り返しを避ける
- ソーシャルメディアは通常のマーケティングの一環として活用
- 発リンクは必要なものは積極的に
- PageRankは参考数値(もしくはゲーム)程度に
- HTMLは正しくコンテンツを伝える意識で
Googleのペンギンアップデート以降、被リンクの重要性が低下したかのような言説をみかけますが、質の高いコンテンツがナチュラルリンクを集めるのは自然です。「被リンクは悪」なんて話は、リンク=人工的なリンクという発想が染みついているからでは?とも思います。
さいわい、去年辺りからのWebマーケティング系書籍では、人工的なバックリンクによるSEOの危険性にふれている本が増えました。ユーザーに有益な情報を提供するため、こつこつ更新してインデックスを増やし、ロングテール的にキーワードを拾っていく方向性はとても真っ当ではないでしょうか。ひと昔まえのSEOは、イカサマまがいのギャンブルという印象でしたが、今は堅実な(コンテンツ)資産の形成こそがSEO、だと思います。
さて、大量にアカウントを取得してソーシャルブックマークしまくったり、Webページを大量に生成してリンクしまくっていた人たちはいったいどこに行ってしまったのでしょう?良質なコンテンツ作成の指導とか、そういう方向にシフトしているとよいのですが。