適切なホームページ制作の料金とは
きょう、こんな記事を読みました。ランディングページの入門編としておすすめの記事です。思ったことをつらつらと。
で、記事の中に制作料金の話が出てきまして。乱暴に略せば、作るだけなら10万円前後、普通に作れば20〜30万円。効果を出すためにまじめに作れば40〜90万円、と。私から見ると真っ当な料金だなあと思います。
ランディングページ制作を外注する場合の費用は制作費用の大小よりも投資対効果で判断すべきです。
例えば、リスティング広告予算が50万円で平均クリック単価100円の場合、A:CVRが1%のLP(15万円):獲得件数:50件 獲得単価:13,000円
B:CVRが3%のLP(60万円):獲得件数:150件 獲得単価:7,333円このように、ランディングページの外注費用を加味しても獲得単価は安くなるため、制作費用は簡単に元が取れてしまいます。さらに翌月以降は差が開いていきます。
ただ安いものを求めるお客様が悪いとは思いません。ホームページ制作業者の多くが、投資対効果(または費用対効果)について説明することから逃げ続けてきたんじゃないかと思うわけです。
ホームページの効果に期待しないなら、安けりゃ安い方がいいと思うんです。お客様の期待を盛り上げておいて、実態は安いホームページを作るから話がおかしくなる。
ホームページ制作業者を選ぶときは、複数業者から見積もりを取ること。と、よく言われます。でもですね。最近ではこれってあんまり意味ないかなあと思ってます。
「○年後までに月○○○の利益を上げたいのですが、どれくらいの予算が必要ですか?」とか、「○○の予算でホームページを作りたいのですが、どれくらいの利益が見込めますか?」って聞くのがいちばん手っ取り早い気がします。嫌がられると思いますけど。
少なくとも、この質問に対して答えに詰まったり、ごまかしたりする業者はアウトでしょう。実際にはやってみないとわからないことではあります。しかし、まともな業者なら予測するための根拠になるデータを求めたり、いくつかのシミュレーションを提示したり、他の事例を参考にしたりと、有益なアドバイスをしてくれるはずです。
もうひとつは、何度もいろんなところで行っていることですが、運用の予算を確保することですね。先日ご提案させていただいたお客様の場合、「立ち上げに年間予算の半分、残りを運用費に」というラインで納得いただけました。もちろん場合によりけりですが。